給与制度をつくる(改定する)ときのポイントは自社に合った「給与制度のストーリー」を作ることです。社員は「この会社で頑張ればこのようにステップアップしていくのだ」とイメージできれば、安心して仕事をします。そして優秀な人財が定着します。
給与制度のストーリーは、書物などで紹介されている一般例や同業他社などを模倣すると、矛盾や運用面での不適切が生じます。経営の大切なアイテムである給与制度は自社に合ったオリジナルのものでなければなりません。
成功する給与制度のポイント
- 新入社員から定年退職まで、給与推移についてシミュレーションする。
- 基本給、職能給、職務給、各種手当、インセンティブ、賞与などたくさんの給与の項目候補から、必要なものだけに絞り意味を持たせる。
- 役職別の必要条件やステップアップ方法を明確にする。
- 自社に合った人事評価制度を整えて、その結果を給与に反映させる。
- 職種や部門別に給与制度を考える。
- シンプルで運用が簡単な給与制度とする。
- 誰に対しても同じ説明をすることができる公平な給与制度とする。